僕は学生時代から旅行が好きで長期休暇に向けバイトをして貯金し、長期休暇は色々なところに旅立つのが恒例でした。特に冬休みは1ヶ月くらい放浪していて東欧を中心としたヨーロッパやロシア、インドなどを旅していました。

アジアにはそんなに興味があったというわけではありません。遠い地は学生でかつ長期休暇があるときじゃないとなかなかいけないと思ったので、アジアが後回しになったのが現状です。

当時は特にヨーロッパといっても東欧などはまだ物価が安く、それこそアジアとそんなに変わらない状況でした。また歴史に興味があり、そういったこともあって社会科を専攻しています。

一応、中学・高校の社会科免許を持っています。ただ教員になるには社会科はあまりおすすめとはいえない教科です。とにかく倍率が高すぎて、教員採用試験で8割をとっても不合格でした。合格者は一体、何点取っているのだろう?と不思議に感じます。

教員については魅力的な職業ですが、実際に自分も臨時職員として勤務していてジレンマもたくさんありました。特に給食費を払わない親。これは参りました。産休の先生の変わりに学級担任を勤めていたのですが、僕が変わりに給食費を出したこともあります。まあ学校での経験も自分の財産の1つでしょう。

教員試験は結果的に3年連続受けて、不合格という結果に終わりました。このまま臨時職員を続けて教員試験を受けるのもありだったと思うんですが、もともと海外への憧れも強かったことから「海外で働けないか?」と思ったのが海外移住のきっかけです。「海外に住みたい」という理由も大きいなポイントでした。そこで自分で働くことが可能な就職先を探してみました。

僕ははっきりいって英語が苦手です。そのため、語学には全く自信がありません。一応トイックは受けたことがあります。しかし英語で勝負できるといったレベルではありません。そのため語学問わずに就職できるところに限定されてしまいます。

こんなんで就職先はあるのだろうか?と思ったんですが、これがけっこうあるもんですね。海外では日系企業の進出に伴い、家族移住も多いため日本人学校や日本コミュニティーが存在しています。そのため日本人向けの塾や習い事についてもたくさんの機関があるわけです。実際に海外で働いてみて、こんなに多いのはびっくりしました。

そんなわけで思いつきに近い状態で海外移住し、早5年が経過しました。今の自分の生活はとても気にいっています。

あのまま日本にとどまっていなくて良かったなと思う今日このごろです。