塾講師なら東南アジアの就職も間口が広い

タイで塾講師をしています。次はどこの国に行こうか思索中です。

そんなある日のこと上司から呼び出されました。呼び出された理由は2つ、1つ目は生徒数を増やす営業を行っていない、2つ目は今のコンドミニアムは家賃が高いから自分で新しいコンドコンドミニアムを探して家賃の半額補助に切り替えるといったものでした。

突然の通達、そして罵倒からはじまったので僕もすっかり頭に血が上ってしまいました。

僕も黙ってはいられません。コマ数が1日あたり2コマほど増えたこと、経理や保護者対応をしなければならないことでいっぱいいっぱいなこと、また従業員をもう1人雇う話はどうなったんだと苦情をいいました。

上司の言い分としてはコマ数は労働時間内に収まっているから2人で十分、家賃はこれまでが手厚だっただけ、経理や保護者の対応は塾長として当たり前のことという内容でした。

確かに条件としては悪くないかもしれませんが、塾長になってから休日も生徒対応やコマ対応に追われることがあり、また休みであろうがアフターであろうが遠慮なく対応を求める電話がガンガンかかってきます。休日はほぼなしの状態でいいかげんやってられん!といった心境でした。

僕は改善してほしいとお願いしました。しかし上司は新しい条件は譲れない、場合によっては違う人を塾長として雇うといいだしました。

この発言に僕は「自分以外にすぐにできる人はそうそういない」と思ったので、「そうですか」と返事をしました。

要するに、経費を節減したかったんだと思います。ちなみに今はこの塾は閉鎖したと聞いています。塾業界も出入りが激しく、海外でも顧客競争が激しいのが現状です。人手を削って、授業の質も落ちたのも原因の1つでは?と勝手に思っています。

その後も上司から営業について何度か言われましたが、無視していました。するといよいよ業を煮やしたようで、僕に断りもなく新しい塾長を募集し始めたのです!

これにはさすがにびっくりしましたが、僕ももう「こいつ(上司)の下でもう働きたくない」といった思いが強かったことから新しい塾長が見つかったら転職しようと考えていました。幸い貯金もできたのでしばらく無職でもいいくらいです。

求人条件が良かったこと(良さそうに見えたこと)、また海外で働きたいといった人がちょうど増えている時期だったので、募集をかけて1ヶ月後には新しい人が決まりました。

僕は上司から新たらしい人が決まったので退職してくださいといわれ「はい」と返答しました。

退職金ですが、もちろんそんなもの1円もありませんでした。

海外ではそれも当たり前だそうです。

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シンガポールで塾講師をはじめて3年ほどたったある日のこと、上司から呼び出されました。塾長が家族の体調不良のため帰国することはあらかじめ聞いていたのですが、今後の方針について話し合いの場が設けられました。彼の帰国後は僕に塾長をやってほしいといったものでした。

塾長といってもそこまで大変ではなさそうなので、引き受けることにしました。ただ1つ誤算があって、僕が塾長になったら講師をもう1人雇うのだろうと思ったら、経費節減のため当面2人で様子を見るという内容でした。

確かに2人でもなんとかまわせなくはありませんが、あきらかにハードになります。1日4・5コマこなさなくてはならないわけです。もう1人雇ってほしいとお願いしたのですが「考えておきます」との返事で保留されました。

ちなみに塾長への昇進にあたり、僕の給料は5万円ほどアップしました。また住居についてはそのまま同じところに住み続けていいといわれ、1人暮らしがスタートしました。仕事はちょっとハードになりますが、条件もアップしたし、まあいいかと思いました。

今思えばこれがトラブルのはじまりでした。結構な負荷がのしかかることを知らずに引き受けてしまいました。

塾長の仕事として営業管理とお金の管理、教材管理などがありました。コマ数が増えさらにこうした業務が増え、最初は特に慣れなかったので苦戦しました。考えてみたら経理関係は全くやったことがありません。さらに僕は理系が大変苦手です。

また親からの苦情を受け付けるのも僕の仕事となりました。どこの国でもそうですが、変な親は必ずいます。いわゆるモンスターピアレントというやつで、カンニングを注意したらその子供が親にいいがかりをつけられたと報告したのが原因でした。

以前のコマ数でさらにこれらの業務がプラスならなんとかこなせていたかもしれませんが、コマ数も増えてさらにこうした業務が増えた僕の仕事はかなりハードになっていきました。

5万円の昇給と1人暮らしはうれしいですが、これでは正直わりにあわないと思いました。前のほうが楽だし、授業に集中できると感じたからです。

モンスターピアレントの相手もいいかげん嫌になってきました。シンガポールの日本人妻は基本的に専業主婦です。また教育ママも多いことから、業務の邪魔だなと感じる場面もありました。駐在員の場合特に裕福な家庭が多いこと、また権力者も少なくないことから自分たちの意見は通るものだと思い込んでいる親たちも存在しています。

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